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Aurora Global Database とは?マルチリージョン低遅延レプリ

Aurora Global Database は 複数リージョンに Aurora を展開し、リージョン間で 1 秒未満のレプリケーション を実現する機能。プライマリリージョンへの書き込みが、最大 5 つのセカンダリリージョンへ低遅延で複製される。グローバル展開・DR・低遅延...

複数 AWS リージョンに Aurora を展開し、1 秒未満のレプリケーションでグローバル DB を構築。


1. 概要(端的に)

Aurora Global Database は 複数リージョンに Aurora を展開し、リージョン間で 1 秒未満のレプリケーション を実現する機能。プライマリリージョンへの書き込みが、最大 5 つのセカンダリリージョンへ低遅延で複製される。グローバル展開・DR・低遅延読み取り に最適。


2. 何ができるか

  • マルチリージョン展開:1 プライマリ + 最大 5 セカンダリ
  • 1 秒未満のレプリ:通常 1 秒以内(クロスリージョン)
  • RPO < 1 秒、RTO < 1 分:DR シナリオで強力
  • セカンダリでのローカル読み取り:ユーザーから近いリージョンで読み取り
  • 昇格による DR:障害時にセカンダリをプライマリへ昇格
  • マネージド:レプリ仕組みは AWS 管理

3. 特徴

観点特徴
レプリ遅延通常 1 秒未満(最悪 5 秒)
対応エンジンMySQL 互換 / PostgreSQL 互換
書き込みプライマリリージョンのみ
読み取り全リージョンで可
追加料金リージョン数に比例 + データ転送料
昇格時間1 分未満(手動操作)

vs クロスリージョン Read Replica(標準 Aurora)

観点Global Databaseクロスリージョン Read Replica
レプリ遅延< 1 秒数十秒
RPO/RTO< 1 秒 / < 1 分数十秒 / 数分
マネージド完全マネージド半マネージド
推奨本格 DR・グローバル軽量レプリ

4. 仕組み

Aurora Global Database は Aurora Storage 層が直接リージョン間でデータを複製する仕組み。コンピュートを介さないため、極めて低遅延・低オーバーヘッド。

構成要素

  • Primary Cluster:書き込み可能なメインクラスタ
  • Secondary Cluster:読み取り専用、最大 5 リージョン
  • Storage-Level Replication:ストレージ層直接複製

動作の流れ

  1. Primary Cluster で INSERT/UPDATE
  2. Aurora Storage が変更ログを記録
  3. ストレージ層が Secondary Cluster のストレージへ転送
  4. 通常 1 秒以内に到達
  5. Secondary でも読み取り可能に

DR 時の動作

[障害発生:Primary リージョンダウン]
  ↓ 手動操作
Secondary Cluster を Primary に昇格

新 Primary で書き込み可能に

書き込みフォワード

PostgreSQL 互換では 「書き込みフォワード」 機能で、Secondary に対する書き込みを自動的に Primary へ転送する仕組みもある(限定機能)。


5. ユースケース

ユースケース 1:マルチリージョン本番運用

日本・米国・欧州の各拠点でローカル読み取り、書き込みは東京。

ユースケース 2:本格 DR

RPO/RTO 要件が厳しい金融・医療系の DR。

ユースケース 3:データ主権 + グローバル提供

規制で各国にデータコピーを置く必要があるケース。

ユースケース 4:低遅延読み取り

ユーザー近接のセカンダリで超低遅延読み取り。


6. 関連用語


7. 関連サイト

AWS 公式

参考


🎓 試験での出題傾向

試験重要度主な出題パターン
CLF出題稀
SAAマルチリージョン DR シナリオ(頻出
DVA出題ほぼなし
SOAグローバル運用